吉村 達也

定価: ¥ 1,470
販売価格: ¥ 1,470
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おすすめ度:

発売日: 2008-12-18
発売元: 小学館
発送可能時期: 在庫あり。
感染列島 パンデミック・イブって意外と良く読まれているようですね。これまでこの類の本を読んだことが無かった私でさえも、読んでいる途中からぐいぐいと引き込まれる内容でした。
そんな感染列島 パンデミック・イブの話を友人にすると、結構知っている人が多かったのです。そう、世間知らずだったのは私だったのね。
とにもかくにも、この世界の事を勉強してみたいと思っているなら、この『感染列島 パンデミック・イブ』は、お薦めできますよ。章毎にまとめられた内容は参考書的に後から読みやすくなっていますし、言葉自体も難しいことは書かれていませんので。感染列島 パンデミック・イブは最近読んだ本の中でも、私がお薦めしたい1冊です。
物足りなかったです!
吉村達也の小説は結構読んでいて、そのテンポの良さや軽快な文体が気に入っています。
今回は重そうな内容かな?と思い、けれどそれはそれで楽しみだったのですが…
う?ん、何だか内容は深刻なんだけれど、それに反比例して文章が軽すぎる様に感じました。
映像向けの作品と言う印象を拭えませんでした
タイトルや期待への瞞着。
H5N1型ウイルスについて、これまで「パンデミック 感染爆発から生き残るために」小林照幸著、「ウイルスパニック 新型インフルエンザ大感染の恐怖」皆川正夫著、「新型インフルエンザ上陸 その時どうする?」損保ジャパン著、「H5N1型ウイルス襲来」岡田晴恵著、「新型インフルエンザ対策ハンドブック」岡田晴恵著を読んできた。そして本書を見つけた。しかし他者のレビュー評価が低い。じっくり読んでその評価を確認しようと読み始めた。すぐにそれは本当だと思った。作品のタイトルを見て新型フルの大感染、パンデミックイブの緊迫した日本列島、患者、医師、厚労省に外務省に政府のパニック状態、と勝手なイメージを膨らませて読んだのがいけなかった。つまりタイトルと内容・展開がアンマッチなのだ。出版社の女性編集担当とミステリー作家、程度の低い厚生労働大臣、その実弟の総合病院長、パリにオスロ、その他欧州各都市、沖縄で鳥インフルエンザ発生、慶良間諸島でヒトに感染、絵画に棲息するダニ、フン、ウイルス、モナリザにムンクの叫び、これらが噛み合わずに話が進み、かつ世界中に鳥インフルエンザの脅威が増すばかりと言う。要はタイトルから期待する相当の緊迫感がないのだ。主題が恋なのか、絵画に秘められた謎なのか、H5N1型ウイルスなのか、パンデミックのパニックなのか、どれかに絞って欲しかった。或いはタイトルを変えて欲しかった。
お粗末
序章で発見された焼死体の事件性が生かされず、生ゆるいまま感染という展開になってゆくのでパニック小説の臨場感が全く無い。
感染ルートに重点を置いたからか、死に向かわざるをえない感染者の恐怖が全く無い。
所々人を亡くした近親者の悲しみという感情が挿入されているものの、その悲しみは単語止まりで物語を膨らませもしない。
更に登場人物が感染して死が差し迫る時に、電話・メール・手紙を長文で残していく展開が、死を真近にしながら残っている体力をも連想させてしまい感染による危機感を喪失させている。
ラストの終わり方も社会への提言となり、それまでに恐怖を描けていない中での提言は、新聞のコラムにしか見えない。
