インフルエンザはA型またはB型インフルエンザウイルスが呼吸器に感染することによって罹る病気です。このインフルエンザは伝染力が非常に強く、毎年冬になると短期間に集中的に百万人単位で大勢の人がインフルエンに罹患するため、健康被害のみならず社会活動にも大きな影響を与えています。一般にインフルエンザは、感染後1?2日の潜伏期の後に、38度以上の発熱によって突然発症し、頭痛、全身倦怠感、関節痛、筋肉痛などの強い全身症状が特徴的です。それらの症状の後には、せき、痰などの呼吸器症状が現れて、数日の間寝込むこととなります。そして通常なら、1週間以内に回復します。しかし、インフルエンザは他の普通感冒と呼ばれる風邪に比べると、とても危険な病気です。特に、65歳以上の高齢者、乳幼児、妊婦、さらに年齢を問わず呼吸器系や循環器系に慢性疾患を持つ患者、糖尿病などの慢性代謝性疾患、免疫低下状態の患者、慢性腎不全など腎機能異常の患者などでは、インフルエンザに罹患すると、入院を必要とする肺炎・気管支炎などの重篤な合併症がもたらされます。さらには死亡する危険性が数倍から数百倍にも増加するとまで言われています。
