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インフルエンザ ワクチンについて

現在のインフルエンザワクチンは、ワクチン製造用のインフルエンザウイルスを発育鶏卵に接種して増殖させ、精製・濃縮したウイルスを分解し、さらにホルマリンで不活化したものです。ウイルス粒子そのものを不活化した全粒子ワクチンと区別するために、「HAワクチン」などと呼ばれています。日本でインフルエンザワクチンが本格的に導入されたのは1957年アジアカゼ大流行の時でした。ワクチン接種後に長期間にわたり強い感染防御免疫が誘導される「ポリオワクチン」や「麻疹ワクチン」とは異なって『インフルエンザワクチン』はウイルスの感染やインフルエンザの発症を完全には防ぐことは出来ません。これは現在のインフルエンザワクチンの限界と言えます。しかし、インフルエンザワクチンには高齢者がインフルエンザに罹患した場合に、肺炎等の重篤な合併症の出現や、入院、死亡などの危険性を軽減する効果が世界的にも広く認められています。WHO(世界保健機構)をはじめ世界各国が高齢者に対してワクチン接種を積極的に薦めている理由もここにあるのです。

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